2024年7月19日金曜日

 初体験

 今になって初体験をすることになるとは思いませんでした。がしかし、体験してみないことにはまるっきりわからないのです。それは、気温37度。熱中症まがいになった話です。

 田舎のカヤ屋根で育った私は、熱い夏というのはせいぜい33度くらいまででした。それが暑い夏休みの思い出です。

 ところが、私の記憶ですが、昨年などは35度以上くらいまで行きましたよね。そして今年は七月にすぐに37度以上になりました。私の育ったところより、嫁に来たこの辺りは一度くらい高くなるのですが、それでも初体験です。

 市役所のスピーカー車が「涼しい屋内で」と声を張り上げアナウンスして回っていましたが、それでも、初体験だとどう対処していいかわからないです。しかもやらなければならないことは屋外にもあるのです。

 私はトレーニングに一日二時間通っていて、結構暑いし、汗びっしょりになるのでそのせいでちょっとふらふらするのかと思っていましたが、ある日孫が熱を出して、頭のあたりを冷やしてやると、熱が少し下がります。それを何度か繰り返して、心配して帰ってきたのですが、あとで聞いたら、風呂に入ったら少し落ち着いたと言っていました。コロナ患者も出ていたらしく心配していたのですが、コロナではなかったようです。

 そこで気が付いたのですが、下の娘は暑いとき水風呂に何度か入ったと言っていました。つまり、水を飲んで内臓を冷やすだけではだめなのです。体表の温度も下げなくては。それ以来、風呂に入れないときは、濡らしたタオルで体をふくようにしました。例えばトレーニングの後の着替えの時とか。

 それで、三連休をゆっくり休んで、少し梅雨も戻ってきて気温も下がり、体調も戻り、『ああ、これが熱中症というものか』と気が付いたわけです。

 さて、いよいよ梅雨明けのようです。7月も後半、また暑い日々が始まりそうですが、軽い熱中症の初体験をしましたので、これからは細かい対策も立てられそうです。例えば、明日はトレーニングではなく、プールにしようと思います。