2024年7月26日金曜日

 骨密度 パート2

 一か月後、またメグミルクさんがトレーニング施設に来ていました。

 どうしようかな、買わないのに測ってもらってはわるいかな、でも、これだけのトレーニングの成果が見たいという欲求がありましたので、空いていたときに測ってもらってしまいました。

 前回Dだったこと、三か月頑張った、栄養に気を付けて二キロ太った、これは骨が増えたせいではないか。などと、自己弁護の与太ごとを言う私でしたが、結果は無情にも再度"D”。メグミルクさんは決心したように、「骨密度は一度減ってしまうと再生されないんです」と最後通告をするように言いました。「でもわが社のこの製品を配達で買って毎日飲むことによって、現在の骨密度が維持できるのです」。

 『ええ、本当』という感じでした。でも今回はその製品を飲まなくっても維持できたのだから、「あと一か月頑張ってみます」と言いました。

 そうしたらこの間、ユーチューブのひまわり健康チャンネルで『乳製品にはカルシウムを取り込む機能はない』『むしろその反対』という説明をしていました。化学的な細かいことは私には理解不能でしたが、『何故、特に日本では牛乳=カルシウムという都市伝説が一般的に信じられているのか』という説明にはうなずけるものがありました。

 それは戦後から始まったようです。そしてあの一世を風靡した『スポック博士の育児書』、わが家にもありました。ほとんど読んでいませんが、そこに書いてあったらしいのです。『牛乳=カルシウム』。それが戦後日本の食糧事情の悪いときに一斉に拡散したらしいのです。

 ところが、晩年スポック博士は病気になり、牛乳=カルシウムは正しくないと悟り、育児書を全面的に書き換えたようです。その書き換えたほうは日本では翻訳出版されなかったそうです。だから、いまだに日本人は『牛乳=カルシウム』だと信じているという内容でした。

 これ、思い当たる節がありました。一つはアメリカの友人、彼女の夫は太っていて糖尿病を患っていましたが、彼女は牛乳を買い置きしませんでしたし、アイスも食べませんでした。

 もう一つは私の体験。今年二月に吐いたりして、お腹の調子が悪く、一か月で3キロ以上痩せて、食生活を改善した時のことです。二月は食欲もなく容易に食事制限もできたので良かったのですが、三月、徐々に体調が回復してくると、食欲も出て、「さて、どうしようか」という段階に来た時に、『顔はしわだらけだし、工事もしなければならばならないし、とにかくタンパク質、カルシュウムを積極的に取ろう」ということで、ブラックで飲んでいたコーヒーに牛乳をたっぷり入れるようにしました。卵は毎日2,3個。などなど。

 それで、リバウンドしたのです。2キログラム。骨になっていたわけではなかったようです。

  さて、あと一か月、『グルテンフリー』と『乳製品の半減』、それに『筋トレとプールウオーキング』。さらに、夏野菜の水かけトレ、などなど、盛りだくさんで、一か月後の骨密度検査に向かいます。