2024年9月12日木曜日

 ウクライナ、ウクライナ

 ウクライナ戦争が始まったのは2022年2月24日。

 コロナもやっと目鼻がついてきたころでした。ロシア軍の横暴さとウクライナの人々の怒りを思うと、一緒になって怒り、残虐な行為が明るみに出るにしたがって、恐怖やら憤りやらが入り混じり、毎日ユーチューブの戦況報告をあさるように探してみていました。

 それは今も変わりません。ウクライナの関係者の方のツイートに「ウクライナへの関心をなくさないでくれ」というのがあったと、とっさんTVのとっさんが言っていましたが、勿論なくしません、ずっと見ています。『もし自分たちがこんな運命にさらされたらどうしようか』といつも考えながら見ています。

 不思議と恐怖は感じません。最初のころ戦車を取り囲んだウクライナの人々のように、銃後でボランティアをする人々のように、私も何かをして戦うだろうと思います。

 若いころは恐怖を感じて、第一に逃げることを考えたかもしれませんが、もう輝く未来も思い描けなくなったこの歳になると、なぜか闘争心が湧くのです。これが老人力というものでしょうか。「逃げないで、故郷で死ぬ」というウクライナの老人たちと同じ気持ちです。

 そういえば、ロシアでも侵略戦争に賛成しているのは老人が多いみたいです。そう考えると、老人は自分のものに対する執着が強いのでしょうか。自分の命よりも。

 もちろん、正義と悪の戦いの思いもあります。あくまでも国を取り戻し、共産主義を拒否して民主主義の世界で生きようと考えることは、民主主義を肯定してその世界に住む人間には当然のことです。その正義に共感するのです。悪い人はどこにでもいますが、中国やロシアの現実を見れば、悪人がはびこる、嘘がまかり通る、共産主義なんてありえない夢なのです。

 正義と悪のドラマばかり見ている老人の私には、ウクライナの戦争はその延長のように思えました。夫が亡くなって一年半後に始まったこの戦争は、遺品の片付けにもめどが立ち、老化にも気づき始めた私には、精神的にもカンフル剤のようでした。気持ちだけですが、まだ闘わなければいけないのです。

 現実世界でも、迫りくる老いと闘って少しでも撃退しなければならないのです。

 そういえば、この頃、ウクライナ戦況のユーチューブが続々見られなくなって行っています。以前より、アップが少ないなと思っていたのですが、誰かが邪魔しているようです。今日はとっさんTVが出てきません。ロシアに勝ってほしい人がそんなにいるのでしょうか。トランプさんを応援していたロシアのハッカーたちも暗躍しているのでしょうが、もうばれてしまっているから二度目は通じませんよ。