内心と表面、
誕生日のお祝いって、遠慮しないでやってもらって思い出に刻んだ方がいいです。長い年月が経ってしまうと75歳だったんだか、76歳だったんだか、定かでなくなってきます。一生懸命数えてみたら、76歳でした。
この歳になって確かに物忘れは多くなりましたが、一つだけ進歩したなあと思うことがあります。
それは、内面の大波が表面には出て来なくなったということです。
ユーチューブを見て、時々感動して泣いたりはするのですが、昔はその感動を誰かと共有したいとキョロキョロと誰かを探していたものですが、今はぐっと抑えられるようになりました。ほかの人にも、その人時間で感動することがあるのだろうなと思えるのです。よく選挙の投票で家族がけんかになると聞くことがありますが、私もやりかねない人間だったのです。
よく『歳をとると丸くなる』と言いますが、そうゆうことだったのかと思いました。つまり、内面を表面に出さない術を覚えたのです。
こういう事って、若いときにもできただろうと思います。できている人もいるのでしょうが、私はこの歳になって気づいたのです。
しかし、この術を知っていると、つまり、『心の内面なんて、忘れたふりをして生きる』と、人生、楽かもしれません。これが老後のゴールデンタイムタイムなのかもしれません。