2017年1月6日金曜日

為替と経済

 私のネットショップに十二月は注文が来ませんでした。注文がない月というのは四年以上やっていて、二、三度はありました。娘に言わせると、「もうめぼしいものは売れてしまったんだよ」ということでしたが。
 でもね、やっぱり私なりに原因を考えるのです。最初はどうしてだろうと思って、サイトを運営している会社にも「どうしてかしら」と相談したこともありました。そのうち、検索しても私のショップが出てこないことに気が付きました。運営者もわからなかったらしいのですが、値段の改定だけでも更新を細かく続けなければ、検索の上のほうには出てこなくなると友人が教えてくれました。そういえば、一応手持ちの本を入れ終わって、そのあと、胆石の手術などもあり、ブログを更新していなかったのです。このブログはショップとリンクしているので、ブログを更新すれば、ショップのほうも更新したと反応してくれるみたいです。原因はこれかなと思いました。10月は広島の優勝もあり、忙しくって更新していなかったのです。
 もう一つは為替です。一時、ものすごく円高の時があり(一ドル80円近くまで行きました)、そのころ、デフレと言われ、日本は不況であるといわれました。我々年金受給者にとっては、モノが安くなり、かつ政策で、年金額がさほど下がらなかったので、本当に楽に感じられた日々でした。でも、前にも書きましたが、その不況のころ、やっぱりショップにあまり注文は来ませんでした。
 その後、アベノミクスで、一ドル124円くらいまで上がって、今は一ドル117円と今日のニュースで言っていましたが、この間に、一ドル100円近くまで下がりました。この間に世の中に何が起こったか、正確なことはわかりませんが、一つだけ、1テンポ遅れで、トイレットペーパーの値段が6個入りで50円ほど安くなりました。一ドル124円と100円の差です。117円になった今はまた上がるでしょう。この1ドル100円というのが不況の時だとしたら、企業努力をほとんどしないわがショップは前回同様、また売れなくなったのだと思います。
 私が好きで見ている中古住宅も、一時、目を引くような売り物は出ませんでしたが、このところ、結構築浅住宅が混じるようになってきていました。これも一ドル100円の時の不況のせいでしょうか。
 今は新築住宅があちこちで建てられています。ゼロ金利で企業も個人もお金が借りやすくなっているのだそうです。かつ円安にも振れているので、景気指標も上がっているようです。加えて災害特需とオリンピック特需。
 こんな状況で、また円高に振れだしたら、バブルの再来になるのではないかという警鐘を鳴らす番組もありました。2020年オリンピックが終わったあたりにと言っていましたが、あのバブルの前に大借金をしてしまってやっと返済を果たしたわが家は気を引き締めています。