2017年4月1日土曜日

ブックリエ

 ミステリーチャンネルで、ブックリエという番組があります。番組と番組の合間に、短い時間流れるので、時々見るともなしに見てしまいますが、ちょっと心穏やかではなくなるのです。
 内容は、本の専門家、本大好き人間が、おすすめの本を紹介してくれるのです。
 私は、もう読みそうもない、目が悪いし、気力もなくなってしまって、読めそうもない、家じゅうの本をネットショップで売っているのです。今思うと終活のようなものですが、ガソリン代くらいにはなります。
 その私が、その番組を見ると、歳をとって、また、暇な時間がいっぱいできたら、本を読みたいなと思わせられるのです。今68歳ですから,充分歳をとって、それなりに空いた時間もあるというのに読まないのですから、読むはずなんかないのに、ねえ。
 それでも,「ある人が,南の島に移り住んで,世捨て人同様の暮らしをしているのに,そこで起こった殺人事件を見過ごしに出来なくて,調べ始めて行く」なんてストーリーを話し始められたら,ついつい見てみたくなりますよね。しかも彼は置いて来た妻子に仕送りをしているなんて言われたら,どういう生活をしているんだと思わずにいられません。
 もう一つは、歴史学者が書いた小説なんだそうです。「若い娘が仕立て屋で働いていて,いずれは自分も独立して店を持ちたいとがんばっていた。やがて恋人が出来,二人でフランスだかどこだかに旅行に行くと,突然戦争が始まって帰れなくなる。彼女はそこで仕立て屋の腕を生かして生き抜いて行く。それが,その時代,時代を細密に描写した歴史的背景の中で,描かれて行く」と言われると,やっぱり興味をそそられます。
 私のまた聞きでは,インパクトがあまりないかもしれませんが,ブックリエの専門家の話だと,ついつい乗ってしまいそうです。