2023年9月8日金曜日

 再度の自然農法

 『失敗は勉強』と誰かが言っていました。その方、失敗ばかりしている方だったのであまり信用していなかったのですが、この言葉だけは本当だとこの度は思いました。

 今年、すべてが高騰しました。円安と減産も関連してガソリンが高騰しました。電気量には補助が付いています。鳥インフルエンザで卵は倍の値段です。肥料の高騰のせいか国内産の野菜も果物も高騰しています。

 となると、わが家の野菜を充実させるしか手立てがありません。

 というわけで、今年は久しぶりに野菜の種を買いました。種はダイソーで買ったのです。あそこだと百円で二袋、中身が少ないのはかえって好都合です。ナスとミニトマトです。あまりよくみないで、ナスとミニトマトと思って買って、これが大失敗。ミニトマトは本当にミニトマトで、大きくならず、観賞用みたいでした。ナスは大きくなったのですが、カメムシがたくさんついて実はほとんどなりませんでした。

 これに、肥料をやらなければと、有機肥料二種類と酸性を緩和する消石灰を買うと、もう、野菜は買った方が安くなります。さすがに殺虫剤は買わずに、お酢を三倍に薄めてシューシューやっていましたが、それくらいではカメムシはいなくなりません。ついには「来年はもうやらない」と弱音を吐いてしまいました。

 そこでまた、ユーチューブを見ていくと、『やよいのやさい』さんは自然農法を実践しているらしく、雑草の中から大きなキャベツを収穫していました。『虫さんは雑草の方を食べてくれる』という言葉に大感激してしまいました。私も昔キャベツを植えたことがありましたが、ほとんど虫に食べられてしまったのです。

 土は不耕起で、草を刈って米ぬかやもみ殻やもみ殻燻炭を蒔いて防草シートを掛けて日光消毒しておくと、ふかふかの畑になるのだそうです。で、私も、終わったキュウリの鉢にビニール袋をかけ、暑い中、一、二週間放置しておきましたら、本当にさらさらふかふかの土になったのです。そういうわけで、わが家の植木鉢にはビニール袋がいっぱいかぶさっています。そこに少し石灰を入れてアルカリに調整して苗を植える予定で、今、白菜の苗を育てています。

 確かに、『失敗は勉強』でした。