好きなことを仕事にする
これは片岡鶴太郎さんの弟さんが書かれた本の題名だそうです。コメント欄には『みんなそうしたいんだよ。それで食べていければね』という辛口コメントも載っていました。
なんでこのことを思い出したかというと、松村雄基さんが『徹子の部屋』に出ていたのを見たからです。
今年還暦を迎えられたそうですから、私より15くらい若い。彼が活躍していたころは私は忙しくって、ドラマどころではありませんでした。
ところが最近、彼がその忙しい生活の中で、おばあさんの介護をしていたことが知れ渡り、まさにヤングケアラーだったとして有名になりました。それで私も「へえー」と耳をそばだてる様になったのです。
その彼が、『徹子の部屋』に出ているとニュースで知って、Tverで見たわけです。
おばあさんに育てられたこと、おばさん家族と一緒に交代で10年間自宅介護をして、後の10年は施設にお願いしたと言っていました。その時代は、育ててくれた家族への介護は当然だと思っていたと言っていました。
で、なんでこのことが表題と関係するのかというと、おばあさんは詩吟と剣舞を教えていたということでしたので、松村さんも当然その薫陶を受けていたのです。つまり、ウキペディアにはそうは書かれていませんが、芸能が脳にも体にも染みついた家庭に育っていたのです。つまり、嫌いじゃなかったのです。
それが、どんどん拡大していきました。俳優、歌手、詩吟と剣舞はもちろん、書家として総理大臣賞を受けたという作品群は、素人目にも素晴らしいものでした。やがて茶道を学ぶようになり、シャンソンに出会い、コンサートにも出ます。
そこで、片岡鶴太郎さんが『徹子の部屋』に出たときのことを思い出したのです。鶴太郎さんは離婚して一人になり、好きなことをきわめているわけです。お笑いタレント、俳優、ヨガ、絵、書、サンシン、等など。習い始めたという沖縄のサンシンはみごとな演奏でした。
二人とも、独身で、食事は基本、手造り、決して豪華な食事ではありませんでしたが、体調に配慮したこだわりのある食事でした。そしてここから表題に戻るわけです。
『好きなことを仕事にする』