領有権問題の恐怖
やっぱり怖いですよね。『中国でデモ』、『韓国でデモ』というふうに大勢で押し掛けられると。
中国のお金持ちが日本の原野を買っているというニュースは、目に見えないので、さほど恐怖には感じませんが、テレビなどに映った打ち壊しの様子を目の当たりにすると、『大きな武力衝突もあるか』、『負けると、人権をないがしろにすると言われる中国の政治が私たちにも及ぶのか』とまで、恐怖が広がって行ってしまいます。
領土の問題は、ほとんどが意地と意地とのぶつかり合いで、実益はそんなに無いのではないでしょうか。人も物も損なう武力衝突だけは避けてほしいと思います。
太平洋戦争では大国アメリカと戦って多大な犠牲を出して負けました。でも、今一番のお友達はアメリカなのです。私の父は兵隊になり、台湾あたりまで遠征しましたが、戦後、外地から帰って来て五、六年でアメリカに一年間の農業研修に行きました。
戦場で死んでしまった人たちは何だったのでしょう。何の為に戦ったのでしょう。父も疑問に思ったでしょうね。
それでどうしようと言う手立てがあるわけではありませんが、小さく考えるとこれから先の私たちの生活に暗雲がのしかかって来そうに思えます。でも、大きく考えると、宇宙から地球を見られる時代、ブラックホールが渦を巻いて星を飲み込んでいる事が分かって来た時代に、そんな争いに打ち壊しのような犯罪をしてまで血道を上げている人たちが小さく、かわいそうに見えて来てしまいます。
日本には『心を大きく持って、お互いを思いやった交渉をしてほしいな』と思います。まさに真の政治家の出番です。