老眼鏡
ショップやブログを始めるまで、『老眼鏡はかけないで、なんとか回復させる』とがんばっていました。私は元々近眼でしたから、老眼の進みは遅かったのですが、六十歳を過ぎて本当は本が読めない状態にまで至っていたのです。
ショップを始める為に、本を読まなければならなくなって、それでも無理して裸眼で目をしばたかせながら読んでいました。ついに、『これはダメだ』と思って、100円ショップで老眼鏡を買って来て、布団の中ではそれをかけて読むことにしました。日中の明るい日差しの中ではなんとか読めたのです。
それが、ショップに説明文をいれ始めると、筆者欄などが異様に小さいことに気付きました。コンピューターの画面の文字は大きくできるのですが、手元の文字が小さすぎて正確に読めないのです。仕方なしにもう一つ、コンピューターの前で使う安い眼鏡を買いました。これは鼻眼鏡にして、画面を見るときは裸眼で、手元の本の文字を見るときは老眼鏡越しに見ることになりました。
ここまで来ると、老眼鏡は必需品になってしまいまして、売り場があると、必ず覗いて、時には買って来るようになりました。いつも使うわけではありませんからそんなに高いのはいりません。でも、だんだんと手元に無いと不安になって来たのです。
そう言うわけで、UV対策のサングラス、ブルーライト対策の黄色いツルの眼鏡も入れると、今や七個の眼鏡持ちになってしまいました。あんなに面倒くさいと思っていたのに、全く億劫には思わずに毎日取っ替え引っ替えかけています。
これらの眼鏡を駆使して、この度は、更に細かい字の洋書のコーナーを作って打ち込みました。これでやっと10MBになりました。まだ全体のⅠ/10です。お客さんが来ないのは当たり前です。まだ充分に商品が並んでいないのですから。