2014年1月10日金曜日

希少本をガレージセールで売ってしまった時

  最初の頃に、並べた本だったのです。その頃、アマゾンで調べても並んでいなかったし、不勉強だったせいか、作者の名前も、『ん、聞いたような気はするけど』と思う程度だったのです。それで、新設したガレージセールの所に、元の値段の三分の一、四分の一を基本としているガレージセールなので、まじめに四分の一の六百円で並べたのです。
  でも今回注文が来て、もう一度アマゾンで調べてみてビックリです。その本自体は無かったのですが、その作者の他の本が最低値でも三千円くらいで売っていたのです。この本はアマゾンにも出ていませんでしたから、更に希少本で、そういう時、大抵は五千円から八千円の値段をつけていたのです。しかも、昔夫が買って未使用の本だったのです。『全くもう』という感じです。無知とは損なものです。
  けれども、注文が来たからには、売らなければなりません。
  お客様は速攻で、銀行振込をしてくれ、『あれよあれよ』という間、その日のうちに発送まで済んでしまいました。
  確かに、ちょっとマニアックな本で、私は読む気にもならなくって、価値が分かりませんでしたが、こういう本が好きな人には掘り出し物の逸品だったのでしょう。
  今はお客様が、そういうマニアックな本の好きな人で、本当に喜んでもらえる事を願うのみです。間違っても古本屋さんの仕入れにならなかった事を期待します。