2014年1月16日木曜日

『日本の古本屋』というサイトを見つけてしまいました

  どういう経緯で見つけたのか、今となっては思い出せません。でも、アマゾンの他に、もう一つ値段比較のサイトを見つけてしまったのです。
  そのサイトはアマゾンより品数があって、値段は物にもよりますが、そこそこ安いのです。例えば、アマゾンでは売っていなかった例の『三愚集』が数点出されていて、しかも、定価の半額でした。それでも12万円ほどでしたが。でも、うちのショップのは未使用です。
  そして、八月の末の暑い中、夜中まで作業をして、再び値段の見直しをやり直してしまいました。
  やっていると、『どうしてこうなってしまうのか』、『どういう値段をつけたらいいんだろう』と、次々に疑問がわいて来ました。中には両者で大変な差があったのです。
  勿論両方に出品している古本屋さんもいますし、大抵のお店がそうなんでしょうが、アマゾンには個人で出している人も多いのではないかと思います。そうすると、私のように、どういう値段にしていいか分からずに、例えば出品が少ないと、希少本だと思ってしまって高い値段にしてしまうのでしょう。それに加えて、『わが家の本』という身びいきがあります。
  でも、古本屋さんは、安く仕入れた本なので、定価以上にはなかなかならないという事を、経験で知っているのです。だから、内容のいい本でも、けっこう少ない出品の本でも、定価以下で、売れる事を第一に考えているようです。
  そんな狭間で、わが家の本はどういう値段をつけたらいいのか迷いました。わが家の本は、半分以上が、未使用で、それを買った人はコレクターっぽい夫で、いわゆる新古本です。これ以上は比べようもないので、本の状態にもよってですが、出ている本の中では、中より高い値段をつけました。
  結局、お客さんは、アマゾンや古本屋さんの大きいサイトを見て、そこになかったら、わが家のサイトにたどり着くわけですから、安くしておいても、「状態が悪いからだろう」と思われるだけで、つまり、最初からあまり勝ち目はないのです。ですから、他のサイトのがみんな売れてしまってから、家のを買って頂ければいいのだと考えました。
  そうして、曲がりなりにも値段の設定を整えて、九月からの商戦に備えが出来たのです。