2014年1月16日木曜日

術後四ヶ月

  八月の末で、やっと術後四ヶ月に達したのです。やっと、少し運動が出来るようになりました。人並みではなくっても、家事はそれなりにこなすようになっていたのですが、猛暑もあって、散歩は大形ショッピングモール内の買物程度、ストレッチはテレビ体操程度でした。が、ここに来て少し体重が増えた事もあって、週一くらいで、テレビのヨガに参加し、昨日はリュックを背負って買物ウオーキングにも行きました。これらの運動の後は、いつもちょっと痛い感じがするので、少しおとなしくしています。
  でもです、手術を受けたときは、これで治ったと思ったのです。後は良くなるだけ、悪い所を取ったのだから、前よりもずっと元気になると思っていたのです。
  それが四ヶ月経って、初めて分かった事ですが、何しろ、お腹を切って胆のうを取るという、大けがをしたのです。この大けがの後遺症が無い方がおかしかったのです。
  そうなんです。ここに来ていろんな異常を感じます。オッパイのちょっと下の間あたりからお臍まで長く延びた傷の廻りが、あっちが痛くなったり、こっちが痛くなったり、お臍の左横は便秘になると痛くなるようです。そんなに痛いわけではなく、どれも鈍痛程度で、仕方ないと思えばいくらでも我慢できる痛さなので支障はないのですが、時々、『先生、もっと上手にできなかったのかしら』と恨めしくなります。
  そう言えば、と思い出しました。なぜ、内視鏡手術から開腹手術に切り替えたか、先生は、「胆のう管が二本あったんです」と説明されました。「ええ、普通の人は一本なんですか」と半信半疑で聞きました。一本なんだそうです。
  なんとなく腑に落ちる所がありました。胆のうが調整している胆汁は脂肪の消化に関係しているという事だそうですから、胆のう管が二本あった私は脂肪の消化が極めて上手だったのでしょう。つまり、八十キロ、九十キロと異常に太ったのは、はとこ同士の両親の『劣性遺伝だ』等とうそぶいていましたが、本当にそうだったようです。親戚にも太った人が多かったのです。それが取ってしまってなくなったわけですから、痩せても良さそうなのに、食べ物の好みも変わらず、のんびりしているとまた太って来ました。
  もう一つ、この頃感じる事は、眼と鼻の乾きです。眼はコンピューター使い過ぎのドライアイかと思って、ブルーベリーのサプリを飲み、目薬を頻繁に付けていましたが、飛蚊症はますます酷くなりました。これは最初の胆嚢炎のときに左目にも出て来たものですので、胆嚢炎、胆石が解決されれば治るかなと思っていたのですが、今は両目とも数匹の蚊が飛んでいる状態です。加えて、鼻の中も乾燥して鼻水が固まり、はがすと血が出るほどになって、今はオロナインを鼻の中に付けています。
  これって、胆のう除去の後遺症でしょうか。目と鼻の廻りの、油分が足りなくなったのでしょうか。娘は冷房のせいと言いますが、これも様子見ですね。でも、自助努力としては、少し油の多い魚を食べてみようと思っています。コラーゲンですね。