2021年5月17日月曜日

 自然農法の反省

 今から一年ほど前、『イタリアの小さな村』というテレビ番組を見て、なるほどと驚いてやってみようと思ったのがこの自然農法でした。

 幸か不幸か忙しくて草取りに費やす時間がなく、植木鉢にびっしり生えた雑草を見ながら、「自然農法だと、この雑草が冬の間の霜よけになり、深く張った根っこは酸素を地中に運んでくれるらしい」と、むしろ頼りにしていたのです。

 ところが、いざ春になって、そろそろ小葱も食べられるという時期なのに、小葱が本当に細いのです。秋の終わりには肥料もちゃんとやって、時々は水もかけていましたので、ちょっとがっかりでした。

 でも、分かるんですよ。雑草だって必死ですから、特に植木鉢だと、水と肥料の争奪戦だと思います。いざ雑草を除けてみると、植木鉢の土の表面に必死に根を張って広がっていました。植木鉢だと、水と肥料は上から来るのです。

 で、反省して、痛い足を引きずりながら、植木鉢をひっくり返して、草をはずし、新しい土を入れて小ねぎを植え替えています。

 来年は冬でも小さい雑草でも、除いて、小葱に栄養をつけさせようと思います。自然農法は植木鉢ではダメみたいです。