カマラ・ハリスが大統領になる意義
もともと、『アメリカ国民はどうしてトランプさんを選ぶんだろう』と思っていました。昔は『離婚した人はアメリカ大統領にはなれない』と聞いた事がありましたが、『レーガンさんのころから代わってしまったのかなあ』とも思っていました。まあ、離婚を差別するつもりはありませんし、トランプさんの人格を深く知っているわけでもありませんから、批判はしてはいけないのですが、見聞きしたところはみんな同じだろうと思います。
そんなわけで、なんとなくハリスさんのほうがいいと思っていたのですが、ある記事を読んでから、『ハリスさんでなければアメリカはだめになる』と思い始めました。
その発端となったのが、姪のミーナさんの証言の記事です。『カマラ・ハリス氏の強力なサポーター浮上? スタンフォード大卒、ハーバード進学の「超優秀なファミリー」が話題に』に興味を抱いて開いて読んでみたのです。結果は『なるほど』でした。
全部をコピーしたいくらいの内容でしたが、重要部分だけを出してみると、『ミーナは1984年10月20日生まれで、本名ミーナクシ・アシュリー・ハリス。「私の母は17歳でシングルマザーになった。だから私は、彼女がロースクールに行くのを見たし、弁護士事務所で初めての仕事をするのも見た。カマラに関しても同じ。私は母と叔母が20代から世の中でパワフルな女性になるまでのほとんどの姿を見てきた」と彼女』。
『「私の家族は、私を“人生はイケイケなガールパワーで何とかなる!”という考えを持つようには決して甘やかさなかった。『あなたは強い、あなたはパワフル』と言って育てられたけれど、『あなたは人の2倍努力しなければならない』と現実を教えることも忘れなかった。『戦わずしては何もやってこない。わけもなく与えられるものは何もない。何事も簡単ではない』と教えられた」』。
ミーナさんは『2006年にスタンフォード大学を卒業し、2012年にハーバード・ロースクールの法学博士号を取得した。』母やおばさんと同じように法律家になった。
『「私が学校から帰宅すると、カマラおばさんと母が若い頃よく不公平だと感じることに文句を言っていたのだけど、祖母は『じゃ、何とかすれば? ただ座って文句ばかり言っていないで、何かやりなさい』と言い返したものです』。
『カマラおばさんは常に、私が大事だと考える問題に私にしかできない貢献をするよう励まして、この教えを力説しました。ときには、選挙に立候補するよう提案してくれましたが、決してプレッシャーはかけず、他の方法で影響を与えることもできると教えてくれました」』
この『乳がんの研究のために来たという』インド移民のカマラさんのお母さん、ミーナさんのお祖母さんの『なぜ変えようとしない』という言葉に反応してしまったのです。私がこの歳になって、一番思うこと、『考えて正しいと思ったら日々変革していく』。彼女たち一家は実行していると思いました。
そのあと、当然のように「カマラ・ハリス」のウキペディアを見てしまいましたが、期待した通りでした。