2021年7月22日木曜日

 ミニマリスト宣言

 『71歳一人暮らしで1日 1000円生活。ケチでも楽しく豊かな暮らし方』という記事を読んで、『まあ、私と同じ人がいるわ』と、読んでみたのが始まりです。エッセイストの小笠原洋子さんという方の生活を紹介していました。

 『いかにお金をかけずに心豊かに生きてゆくかを追求しているのです』とおっしゃる小笠原さん、私と違うところは、ひとりが好きで、生涯のほとんどを『ひとり』で生きてきたという逞しさと清廉さです。

 で、私と比べてみると、年金暮らしというのは同じです。

 小笠原さんは一日千円と言っているので、一か月にすると、3万円くらい、私は車の経費も含めて5万円くらいを取っています。結婚した娘が一家を連れて、週に一度は食事をしに来るので、ちょっと足りないです。私も交友費としてはこれだけです。

 小笠原さんはテレビも見るようで、通信費が一万円と言っていました。私はテレビは切ってしまいましたが、同じくらいです。

 小笠原さんはURの高齢者用賃貸住宅に住んで、家賃が五万五千円と言っていました。私は築四十二年の古家に住んで、固定資産税や保険料、維持費など月一万円くらいです。高齢者用住宅は便利で、定期的に安否確認をしてくれるみたいです。私の場合は下の娘が同居しているので、今のところその心配はいりません。月々の費用は安いですが、最後に責任解体費がかかるでしょうね。

 小笠原さんは、電気代とガス代で、月四千円くらいと言っていましたが、私の場合は水道代も含めて月、少ない時でも一万円くらい。今まで40アンペアで年に一、二度ブレーカーが落ちていたので、なかなか踏ん切りがつきませんでしたが、今度、30アンペアに変えてもらおうと思っています。

 これをまとめてみると、

小笠原さん、10万3千円。(水道代を二千円として入れて)。

私、9万円くらい。(足りない生活費1万円を入れて)

これに公的保険料が入りますが、私も72歳ですから、きっと同じくらいです。

 私は、一人暮らしではありませんが、なかなかのミニマリストであると、安心しました。

 小笠原さんの他にも、ミニマリストの記事がありまして、冷蔵庫と洗濯機を使わない家庭とか、おばあちゃんを見習って、残り物を出さない、地球にやさしい生活を心がけている家庭とか、みんなそれぞれに頑張っているみたいです。

 ところで、小笠原さんの記事に『空いた棚はそのまま開けておく』というのがありましたが、最初読んだときは気にも留めませんでした。でも先日、壊れぎみの古い冷房エアコンの撤去を量販店に頼みに行って、新しいクーラーを探している自分に気づいて、『ああ、このことか』と思いました。その冷房エアコン、実際にはあまり使いませんでした。『家が古いし、置き型で何かないかな』と思っていたのですが、あまりいいのが無くって、『今年は止めよう』と思いまして、はっと気が付いたのです。捨てたものの代わりに何かを買おうとしてしまうのですね、人間って。

 さて、私は次にどんな工夫をしましょうか。