2021年7月29日木曜日

 祈るしかない

 この頃、車でアメイジンググレイスの歌を聞いています。作詞者はその昔、奴隷貿易にかかわってしまったイギリスの商船主だと聞いています。

 反省というのも自分を苛み、恐ろしいことですが、私はこの頃、ひきつけられるように中国やロシア、朝鮮のニュースを見てしまいます。平和ボケの日本にいてさえ、誰かが強い個性で引っ張ろうとすると反発を感じるのに、あまりの個人の独裁に、恐ろしさを感じます。

 習近平氏も、プーチン氏も、自分で憲法を改正して長期政権を可能にしてしまいました。三代続く北朝鮮のキム政権もそうですが、誰かに譲って、悠々自適に老後をとはいかないようです。韓国のように、退任後牢獄という事態になりかねないからです。文在寅氏もできることなら自分があと一期大統領をやりたいでしょうね。

 独裁者たちもつらいでしょうが、反対勢力の暗殺や拘束、事実の隠蔽、隣国への侵攻など、必死に生活しながら黙って見ているしかない庶民もつらいです。

 近年、子供を持たない選択をする人が増えて、少子化になっていますが、本当はこんなつらい状況をいやしてくれるのが子供たちの成長なんでしょうと思います。でも、こんなつらい状況を子供たちが味わうことになるのも想像するとつらいのでしょう。

 本当に祈るしかできないんです。生まれてしまったみんなが楽しい人生を送れますように。