2021年7月29日木曜日

 韓国の話

 あまりに多くの反日のニュースに恐ろしくなって、思わずコメンテーターの反応意見を見てしまいます。「言わせておけよ」みたいなコメントに「なるほど」とうなずいて少し安心します。

 人に嫌われるということは恐ろしいことなんです。特に私のように対人恐怖症の人は。だから、余計に韓国のニュースを見てしまい、反対に台湾の蔡英文総統の善意とおおらかさに感激してしまいます。

 連日のオリンピック報道における反日の様子は、選手村の垂れ幕や放射能汚染の食べものの話など、あらゆる機会をとらえているようです。周りで嫌韓行動をしている日本の右翼も悪いと思いますが。

 開会式の韓国の放送では各国選手団のお国の事情をテロップで流したとして自国民からも非難があったようです。「オリンピックに政治は持ち込まない」というルールがあるようです。

 ここで、昨日でしたか、『<W寄稿>韓国人には確実に「残忍さのDNA」があるようだ=収監中の朴槿恵前大統領の近況 7/23(金) 17:56配信 WoW!Korea』という記事を見つけて読みまして、『なるほどな』と思いました。

 一度権力を握れば、前大統領の裁判だって思惑通りに判決を下し、正義の見せしめのように牢獄に入れる。『誰かを失墜させて苦痛に陥れるのに喜びを感じる残忍な人間性の持ち主が韓国人の中にひときわ多いという推論が可能となった。事情を寛大な気持ちで見てやる側と苦痛を与える側の内で選択すべき時、「苦悩せず(情け容赦なく)」苦痛を与える側へ大勢が形成されるのだ。』

 この頃、大統領選に絡んで『竹槍』の話が出てきますが、何の話だろうと思っていたのです。そのことについての言及もありました。『6・25(朝鮮戦争)時に一時的に共産勢力の統治下になるや否や、少し前まで互いに笑顔で向かい合っていた者が完全に冷淡になり、竹槍を持って人民裁判を開いていた。自分の上司を、あるいは自分の同僚を残忍に殺戮して殺した事件が発生した。共産主義者が抱く元々の特性に加え、このような韓国人の基本的な人間性を勘案すれば、なぜそのような悲劇が発生したのか理解するのに、容易に合点が行く。』

 『<W寄稿>『朝鮮策略』から140年、その時と比較して変わったものがあるのか=日中韓の今とは?』という記事に、『「サイレント・インベージョン:オーストラリアにおける中国の影響」という本を書いた「クライブ・ハミルトン」教授(オーストラリアのチャールズ・スタート大学)は、朝鮮日報とのインタビュー(7月20日付)で、当時の王、高宗は総理大臣たちを逆賊として処刑を命じ、『親露政権の高宗によって動員された行商人ら、数千人の群衆が金弘集などを処刑するために集まって来ており、日本軍は金弘集などを護衛した。兪吉濬、趙羲淵、張博は日本への亡命の途に就いたが、金弘集と鄭秉夏は日本軍の引き留めを振り払って、街路に出て捕まり、グァンファムン(光化門)の通りで悲惨な死を遂げた。』という、読むに堪えないような歴史が語られています。

 これって、北朝鮮の首領が叔父を逆賊として処刑した、あれに似ています。読むに堪えないとして捨てた『三国志』にもよく出てきたような気がします。つまり、権力を握れば、反対するものは抹殺しなければ安心できない。日本の戦国時代にもよくあった話です。つまり、残虐のDNAは誰にでもあるのです。

 人間の恐怖の表れのような気がしますが、平和な世の中では、人はゆとりと共に成長して、やがて、相手の気持ちを推し量るようになり、理解と寛容を持つようになるのだと思います。

 それができないのは、朝鮮半島が常に周りからの脅威におびえ続けているからだという気がします。つまり、地勢的な要因もあるのではないかと。日本は島国でよかったといつも思いますが、台湾もそうです。オーストラリアやニュージーランド等もそうでしょう。平和ボケしていると言われるときもありますが。

 中国や朝鮮半島はいつも緊張状態を保ち続けています。自分を守ることに精一杯なのです。だから、人の善意なんて信じられない、裏がないかと勘ぐってしまう。京畿道知事が、『竹島を足掛かりに日本が攻めこんでくる』というような秀吉を想定したような妄想を抱いているようですが、まさに、『攻撃は最大の防御』と思っているのでしょう。その精神状態を気の毒にも思いますが、やはり、先のコメントのように「言わせておけよ」と思うしかないような気がします。

 韓国の自殺率は先進国で一番だと聞きましたが、みんなが正当性を主張して攻撃することが正しいと思っていると、苦しむ人が出てくるのは当然です。それでなくても世の中は厳しくてつらいのですから。

 もちろんそうでない人もいます。駅で落ちた人を助けようとして亡くなった韓国の若者のような人もいるのです。先日の鹿島スタジアムの韓国対ニュージーランド戦では地元の小学生たちが、友好都市の小学生のために大韓民国を一生懸命応援していたという泣かせる話も報道されていました。その試合で、握手を求めたニュージーランドの選手を無視したとして韓国10番の選手が有名になりました。大人たちは何をやっているのでしょうね。