2021年7月22日木曜日

 ワクチン接種の話、再び

 婿のお父さんが、打とうか打つまいか迷っていると聞いて、「ワクチンで死んでも、コロナで死んでも同じだから、私は打つわ」と大見得を切ったまではよかったのですが、予約が取れません。

 最初の週は「予約を締め切りました」という字幕が出てダメ、二週目は予約可能日に全部満杯の✕マーク、電話は全くつながりません。

 「私は高齢者なのに」とつぶやいても、まったく相手にされない状況です。

 キャンセル待ちをしようかと思いましたが、いつ来るかと緊張状態にいるのも苦手です。「いいや、ワクチンで副反応を起こす人もいるのだから、打たなくても」と、イソップ童話の「酸っぱい葡萄」の心境です。

 若い人たちの接種がどんどん始まっているので、予約のとれない高齢者の入り込む余地はありません。「まあいいや、みんなが感染しなければ、私に移すこともないだろうから」とか、「どこにも行かないし」とか。一番最後と覚悟しました。

 で、心穏やかに暮らしていたある日、娘のところにも接種券が届きました。で、予約の仕方を教えてやるとか言って、予約サイトを開いたら、七月の最終日に空きがありました。

 どうも、皆さん、オリンピック前に打ちたいと急いだみたいです。おかげで、私は七月、八月で打ち終わりそうです。まあ、うたない選択もありえたのですが、周りに迷惑をかけないようにするのが一番だろうと思います。